現代人特有の栄養失調症状について

忙しい現代人は何事でも社会の様々な変化に対応することが求められ、その中で社会的・精神的なストレスが溜まりやすい傾向があります。

食事は特にその影響を受けやすく極端な糖質過多や動物性タンパク質に隔たりがちになります。一方、野菜や果物等のビタミン・ミネラルが相対的に不足しがちな傾向が高まっています。

その結果、肥満症に陥っているにも関わらず栄養不足になっているというおかしなケースも存在するのです。この特定の栄養素の隔たりや不足によって生じる障害を「新型栄養失調」と呼んでいます。新型栄養失調は不足した栄養素によって生じる症状が異なります。

♦タンパク質不足

タンパク質は20種類のアミノ酸によって形成され皮膚、髪の毛、爪、内蔵、筋肉など、人間の身体を作るにはなくてはならない要素です。タンパク質はさらにホルモンや神経系の正常な活動にも深く関わる重要な栄養素です。

タンパク質不足は体内の新陳代謝亢進が妨げられ肌の老化やたるみを促進させてしまいます。免疫力が低下して内臓の機能も衰えてしまい疲れやすくなったり集中力の大幅な落ち込みが見られます。筋肉総量も減るわけですから日常生活でも身体を動かすこと自体が億劫になってしまいます。

♦低血糖

血糖値とは血液中に含まれるブドウ糖の量のことです。体内に摂りこまれた炭水化物が吸収され糖となって血液中に出て身体の各器官に運ばれます。血糖値は食事の前後で多少前後することが知られていますが、栄養失調などで絶食状況が続くと血糖の正常域を大幅に下回る低血糖状態になります。

低血糖になると空腹、発汗、震え、不安、動悸(どうき)、口唇乾燥などが現れますが、中枢神経が侵された場合には意識の混乱、おかしな行動、集中力の散漫、眠気、発語困難、頭痛、複視(ふくし)、けいれん、昏睡等の重篤な症状を示す場合があります。

♦ビタミンB不足

ビタミンB群は体内に摂りこまれた炭水化物・脂肪・タンパク質を代謝を助けてくれる補酵素(ほこうそ)としての役割を担っています。B群のどれが欠けても疲れやすくなったり活動が鈍化してまうため身体にとっては重要な栄養素なのです。

症状としてはイライラしやすくなったり、集中力が続かず記憶力も衰えます。その他、足のしびれやむくみ、動機、吐き気、便秘などの胃腸障害もみられ気分が落ち込んだりふさぎがちになってしまいます。つまり仕事や勉強等の日常生活活動に著しい悪影響が出てしまうため、なくてはならない重要な成分です。

♦鉄不足

鉄欠乏性貧血という症状があるくらいなので倦怠感、立ちくらみ、めまい、耳鳴り、頭痛等、また身体が酸素不足に陥るため肩こり、背部痛、関節痛、筋肉痛が起こりやすくなります。

原因は血液中で作られるヘモグロビンが不足していることが関係します。ヘモグロビンは赤血球中で作られ身体の隅々にまで酸素を運ぶ役割を担っていますが、鉄分が不足することでヘモグロビン生成ができず酸素の供給が滞ってしまうのです。

♦亜鉛不足

体内に約2g程含まれ細胞全体に存在して遺伝子やたんぱく質の合成に深く関与しています。子供の場合は深刻で成長障害の可能性が高まり、女性の場合は鉄欠乏性貧血を招きます。

大人の場合、皮膚の炎症や脱毛、味覚障害を招く恐れがあり、免疫力が低下するため風邪を引きやすくなったり食欲不振、爪に白い斑点、さらに性欲が落ちたりといった症状も現れます。

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